大阪環状線各駅下車

大阪・京橋・鶴橋・天王寺・弁天町など大阪市中心部の東西南北を結んでいる路線が大阪環
状線。一周20.2キロ・40分足らずのこの路線を一駅一駅降りてみました。

ルール
・大阪環状線20.2キロの内にある19の駅で下車し、駅名標を撮る。
・さらに駅の外を散策して外の写真を最低1枚撮る。周りに何もなければ駅舎の写真でもOK。
・大和路快速・関空快速は西九条−弁天町間・新今宮−天王寺間でのみ乗車OK。駅を飛ばして回ってはいけない。

 というルールで行いました。乗客の多い駅(大阪、天王寺、京橋など)で駅名標を撮るのはちょっと恥ずかしかったですが(笑)。

 さて、大阪環状線は全長20.2キロの環状路線で、起終点は大阪駅となっています。一周約40分で、大阪駅から反対側の天王寺駅へ行く場合は東側を走る外回りよりも西側を走る内回りの方が駅数の関係で少しだけ早く着きます。
 東側は駅が多く利用客も多いため昼間はおおむね5分間隔で運転されています。一方西側は新大阪からやってくる特急「くろしお」「はるか」や大和路・関空・紀州路快速が10分間隔で走る環状線電車の合間を縫って走っています。

 大阪環状線で走る電車は103系電車。国鉄時代最も多く生産された車両です。首都圏では新車への置き換えが進み絶滅間近ですが関西では大阪環状線だけでなく、阪和線や大和路線・奈良線などでも使われています。車両もリニューアル工事が次々と行われており、しばらくは大阪環状線の顔として君臨しそうです。
 他には大和路快速の221系、関空・紀州路快速の223系、特急くろしお・オーシャンアロー・はるかなどが大阪環状線を走っています。

大阪駅

 JR西日本最大の利用客を誇る大阪駅。最も混雑するのは平日の朝。私が乗車したのは日曜日だったのでそう激しい混雑はなかったのですがそれでも乗客は多いです。
 ちょうどUSJが開く時間帯だったので内回り電車は家族連れでいっぱい。この内回り電車に乗って大阪環状線一周をスタートしました。

福島駅

 福島駅は高校時代の最寄り駅であった駅です。近くには私が通っていた高校のほか、もう一つ女子高があるので平日の朝は多くの生徒で混雑します。
 駅前にある福島聖天通商店街ではなぜか毎週金曜日になると占い師が多数集まって「占い通り」になります。今日は朝早かったので人影はまばらでしたけど。
 ABC(朝日放送)にも近く、駅の近くにはABCの関係者御用達のお店が多く集まっています。

野田駅

 阪神電車にも野田駅は存在しますが、環状線とは接続していません。どちらかというと阪神の野田駅の方が賑やかそうです。
 JRと阪神とをつないでいるのは地下鉄千日前線。JRは玉川駅・阪神は野田阪神駅(なんとわかりやすい)で接続しています。

西九条駅


 西九条駅は阪神西淀川線との接続駅。この西淀川線は近鉄難波まで延伸される計画が昔からあったのですが用地や利用者予測などさまざまな問題があり近頃ようやく着工に向けての具体案がまとまったばかりです。
 JRの方はUSJへのアクセス路線、JRゆめ咲線(桜島線)と接続しており、USJへ向かう人で賑わっています。そのゆめ咲線を走る車両はUSJのラッピングがされています。といっても車内は普通の103系と変わりませんが(笑)。

弁天町駅


 この駅の真下には交通科学博物館があります。中は車両は模型などの展示の他221系の運転シミュレーターなどがあり、子供に人気のある施設です。外には保存車両も展示。
 弁天町には昔フェリーの出入りする埠頭がありました。今は南港のフェリーターミナルに移り、埠頭の建物も取り壊される運命にありましたが現在その建物には若いクリエーターたちが住み、独自の文化を発信しています。

大正駅

 大阪ドームの最寄り駅である大正駅。ちょうどこの日は試合があったので赤いシャツを着た近鉄バファローズのファンが集まりはじめていました。
 大正は大阪市内で沖縄県出身者が最も多く住む街。沖縄料理のお店も多く、料理はもちろんのこと、泡盛も飲めます(笑)。

芦原橋駅

 大阪環状線の駅でも小規模な部類に入ると思われる駅ですが、駅の近くにはなにわ筋と新なにわ筋という大阪市内屈指の大通りが通っています。すなわち、鉄道よりもクルマの方が便利な場所なのかもしれません。
 芦原橋駅から300メートルほど歩いたところには南海汐見橋線の芦原町駅がありますが、極端に列車の本数が少ないうえ無人駅になっています。大阪市内にある駅にしては珍しいです。

今宮駅

 今宮駅は大阪環状線の駅で最も新しい駅ですが、今宮駅そのものはかなり前から存在していました。もともとは大阪環状線と並行して走る関西本線(大和路線)のえきであり、関西本線の列車しか停車しなかったのですが新たに環状線用のホームを新設し環状線の電車も止まるようになりました。
 となりの芦原橋駅との距離はおよそ700メートル。歩いて行けなくはない距離です。ですが大和路線方面へ向かう時ここで乗り換える方が混まないので着席できる確率は次の新今宮よりも高くなります。

新今宮駅


 新世界・通天閣の最寄り駅である新今宮駅は南海電車と接続していることもあってか結構賑やかな駅です。
 新世界のシンボル・通天閣はパリのエッフェル塔がモデル。阪神タイガースが優勝間近だったため通天閣もタイガースバージョンに。記念撮影をしている人が多数いました。またふぐ料理のづぼらや本店も新世界にあります。大きなふぐの看板が目を引きます。
 駅前にできた新名所がフェスティバルゲート。建物の中をジェットコースターが走っています。そのとなりには天然温泉のスパワールドがあります。入場料が1000円になるキャンペーンをしていたので(普段は2000円ぐらい取るらしい)外には入場待ちの行列ができていました。

天王寺駅

 大阪環状線の他、大和路線・阪和線も乗り入れる駅が天王寺駅です。ホームの数は大阪駅よりも多いです。また、JRのほか地下鉄・近鉄・阪堺電軌も天王寺に乗り入れており、大阪(梅田)と並ぶ一大ターミナルとなっています。
 天王寺の地名のもとになった四天王寺は駅から歩いて15分ほど。聖徳太子が創建した寺院です。当時は海がすぐ近くにあり難波津(大阪湾)に沈む夕日が見えたそうで、夕陽丘という地名が今でも近くに残っています。



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